皆さんこんにちは。
今日は潜在意識の書換についてのお話し。
人間の意識には
- 潜在意識
- 顕在意識
の2つがありますが、意識の90%は「潜在意識」が占めており、氷山の図で紹介される事も多いです。
潜在意識は善悪の判別はつかない
顕在意識と潜在意識ですが、
- 顕在意識は言語をそのまま理解出来るので、「善悪の判断を行える」
- 潜在意識は嘘だと理解できず、「善悪の判断がつかない」
それぞれ違いがあります。
顕在意識は「あっこれは嘘だ・・」と善悪の判別をしても、潜在意識は嘘だと理解できないので、潜在意識が受け取ったまま現実世界に出してくる事もあるのです。
顕在意識はエゴの塊で嘘つき
一方で、顕在意識は「エゴ」=自我の塊なので、自分を偽る事をいくらでも出来るのです。
例えば、
「私は1億円の貯金を持っている」
と言っていたとします。
ところが、実際の貯金額は100万円だとした場合、それは現実ではありませんので、顕在意識の中にあるエゴ(自我)は嘘をついて1億円と言っていますが、潜在意識は「事実」を受け取り、100万円の方を引き寄せるわけです。
潜在意識と引き寄せの法則の仕組みが分かれば理解できる
先ほど、
- 顕在意識はエゴで嘘を付く
- 潜在意識は「善悪の判断が出来ない」
という事をお話しましたが、善悪の判断がつかないのであれば、「1億円の貯金がある」という顕在意識の嘘すらそのまま受け止めそうな気もしますが・・・
ここに顕在意識と潜在意識のカラクリがあるのですが、この事を理解するために「引き寄せの法則」を例にしながら潜在意識の仕組みを見ていきましょう。
引き寄せの法則の科学的根拠
引き寄せの法則は「思考は現実化する」という言葉でも知られるように、脳でイメージしたものや、意識したものを脳が探し、現実に引き寄せるというものですが、
- カラーバス効果
- 網様体賦活系(もうようたいふかつけい):RAS
という2つの科学的根拠によって証明されています。
1つ目の「カラーバス効果」は、「白のポルシェが欲しい」と強く思い、街中を歩いていると、強く意識した白のポルシェを脳が勝手に検索しはじめ、引き寄せてくるので、よく目に付くようになるという効果のことを言います。
2つ目の「RAS」ですが、人間が五感を通して受け取った情報を取捨選択する脳の性能を持つ「網様体賦活系(もうようたいふかつけい)」の事です。
日常生活は、情報の洪水になっていますので、全ての情報を処理しようとすると脳はパンクしますので、自分が意識したところだけ、情報を得られるのはRASのおかげなのです。
引き寄せの法則が本当にあると言われる2つの理由は、ここにあります。
潜在意識は引き寄せの法則が働いた状態
引き寄せの法則が、カラーバス効果とRASで成り立っているのであれば、「自分が意識して探そうとしているわけではない」という事になり、顕在意識ではなく、潜在意識が働いているという事になります。
つまり、我々は「引き寄せたいものは、顕在意識で思った事ではなく潜在意識にあるもの」だという事です。
先の例に戻ると、
顕在意識で「貯金が1億円ある」
と思っていても、潜在意識には事実は、
「100万しか貯金ないしね」
と思わせていたとすれば、引き寄せたいものは潜在意識に寄せられていきますので、現実世界に引き寄せられるというわけです。
つまり、100万しかない自分を良しとし、
「お金がない生活でも、幸せなら良いよ」
としてしまうのが、潜在意識が引き寄せた答えという事になるのです。
潜在意識は洗脳し騙す事が可能
潜在意識が、顕在意識と違い善悪が見分けられないという事は先の例で分かった事ですが、潜在意識は実は「洗脳し騙す事が可能」なのです。
洗脳すると聞くと、仰々しい感じもしますが、
- 潜在意識を書き換える
- 潜在意識に刷り込む
という表現をされる方もいますが、どれも全て同じです。
しかし、潜在意識をどうやって洗脳すれば良いのか?
潜在意識に刷り込む方法
おそらく、潜在意識に働きかける方法としては、100個以上は大小合わせると持ち合わせていると思いますが、その中でお勧めなのがこちら。
- アファメーション
- 使う言葉を意識
- 六方拝
- 瞑想(マインドフルネス)
特にお勧めのマインドフルネス瞑想についてのやり方を書きます。
マインドフルネス瞑想のやり方ですが、マインドフルネス瞑想にもいくつか種類がありますが、代表的なものを紹介しますと、
- 静座瞑想法
- ボディースキャン
- 歩行瞑想法
がありますが、マインドフルネス瞑想の入門編としては「静座瞑想法」がおすすめです。
どのやり方でも、マインドフルネス瞑想の基本は
「今ここに、集中する事」
です。
今ここに集中するために、自分の五感や呼吸に意識を向けたり、今現在あるものに対して集中していくようにしましょう。
マインドフルネス瞑想ですが、時間は自由ですが、長すぎると、疲れますし、毎日習慣化し続けられないのでは意味がありません。
最低でも15分、長くても30分程度で終了したほうが良いと思います。
それでは、マインドフルネス瞑想の3つのやり方の解説に入っていきます。
静座瞑想法は鎮座してマインドフルネス瞑想を行う
1つ目の「静座瞑想法」ですが、椅子でも床でもどちらでも構いませんので、頭、首、背中が一直線になり腰骨を立てるようにします。
そこから丹田呼吸法で、おへその下あたりの丹田を意識した「呼吸」に意識を向けていきます。
本やブログによっては、慣れてくると頭に思い浮かんだ思考にも意識を向けると主張される方がいます。
しかし、思考そのものが過去のものもしくは未来の空想なので、思考に意識を向けるのは個人的には疑問がありますので、呼吸に意識を向けるだけでOKです。
呼吸に意識を向ける際には、鼻を通り抜ける空気に意識を向けたり、肺の中に入る空気に意識を向けたりすると、やりやすいです。
ボディースキャンを使ったマインドフルネス瞑想
2つ目の「ボディースキャン」ですが、仰向けに寝て呼吸に意識を向けて始めます。
静座瞑想法と違い、身体のあらゆる部位に注目を向けて、その部位を意識しながら呼吸を繰り返します。
例えば、
「右手の親指に注目して下さい」
といった感じで意識を向け行いますが、内臓に意識を向けるのでもOKです。
歩行瞑想法でマインドフルネス瞑想
3つ目の「歩行瞑想法」ですが、歩きながらマインドフルネス瞑想を行う方法です。
日常生活で取り入れられる瞑想法なので、比較的導入しやすいですが、集中しすぎて周りが見えなくなってしまわないように注意して下さい。
やり方は、周りの景色を見ずに視線を前方へ固定し、普段より遅めのスピードで歩き、呼吸、足の裏の地面を踏みしめる感覚、身体の使い方や動きなどに気を向けます。
この3種類以外にも、マインドフルネス瞑想には様々な方法がありますが、一番自分が瞑想状態に入れるマインドフルネス瞑想を見つけ、毎日続けられるようにするのがベストです。
私達の潜在意識の特徴を理解して、それを上手く活用していきましょう
maki