今日は、津留晃一さんが書かれたお話を引用させて頂きます。(ご本人は、2000年にお亡くなりになられましたが、沢山の書籍を残されています。私達が、毎日を豊かに生きるヒントをわかりやすくお話しされています。)

「望む現実の創造」

あなたはどうありたいのでしょうか?

あなたは何を感じていたいのでしょうか?

どんな自分でいたいのでしょうか?

本当は自分は何が欲しいのだろう。

自分の心から望む状態とは
どんな状態なのでしょう。

幸せな状態とは
どんな状態なのでしょうか?

どんな人も
「あなたは輝きたいのではないですか?

いきいきと自分の生を
輝かせたいのではありませんか?

「輝き続けていたいのではありませんか?」

と問うと例外なくそうだと答えます。

ありたい自分でいればいいのに、

なかなか人は
ありたい自分でい続けようと

思考を働かせないようです。

「思いは実現します」と言うと、

そんなことは知っていると言います。

ではありたい自分の状態を
思い続ければいいのに、

なかなかありたい自分でいることに

時間を惜しみなく
割き続けている人はいないし、

その事に意識を
向け続けている人もいないようです。

人から非難されたら、
どうしたら非難されずに
済むだろうかと考え、

「非難されないようにすること」に
大切な時間と労力を
注ぎ込んでいるようです。

非難されなくなったら
輝けると思うからでしょう。

それは人から非難されて
輝けなくなってしまった

という経験があるからです。

非難された時
しぼんでしまったから、

そのしぼんだ原因を
取り除こうとするわけです。

こうして人は
いつもいつも人生の大切な時間を、

苦しみの原因退治に
費やしてしまい、

喜びを産み出すことには
時間を割きません。

本当に自分のしたいことは
輝いていることであるはずなのに。

非難されないために

大半の時間とエネルギーを
浪費し続けます。

どうか、
どの瞬間も、どんな瞬間も、

ただただありたい自分で
い続けることに意識を向けて下さい。

好きなことをしなさいというと、

車が欲しいから
お金を貯めるといいます。

ではあなたは今
お金を貯めたいのですかと問うと、

そうです目的があるから

今は我慢して
お金を貯めますといいます。

では今は
我慢したいのですかというと、

いえ我慢したいわけではありませんが
仕方がないと答えます。

「仕方がない」、

ここにあなたの
固定観念が隠れています。

あなたのジレンマです。

究極の目的を遂げるためには
今は我慢しなければならない

とする固定的観念です。

我々の集合意識が

これまでそう思っていたから、

そんな現実世界が
今現れているわけです。

あなたが目的を遂げるのに

何かを我慢しなければ達成できない

とする固定観念は

そろそろ手放してもいい時期に
来ているのではないでしょうか。

「今は我慢しないと」とする

あなたの思いが、

今は楽しめないという現実を
産み出しているのですから・・・。

我慢して我慢して我慢して、
ついにやり遂げて達成感を味わう。

それもなかなか捨てがたい
ゲームであることは認めます。

でもこれからは、

今を楽しむゲームに
変えてみることもできるのです。

これが出来ないのは、
今楽しんでばかりいたら、

必ず後で泣きを見るという
価値観があるためでしょう。

あなたがそう信じているのですから、

そう信じているあなたは
必ずそんな体験をすることになります。

この世には恐い出来事が、

災いのように
降りかかってくることがあるのだ

と信じている人には、

そんな体験が
待ちかまえているということです。

「でも実際にこれまで多くの
苦い体験をした、

だからそれは事実だ」と主張し、

その現実を
より強固にしているわけです。

あなた方が
これまで環境から被害を受ける
という体験を

いやというほど積み重ねてきたことは
重々承知しています。

でもそれは過去の記憶です。

創造主であるあなたは

過去からの影響を
受けることもできますが、

影響を受けないようにすることも
もちろん可能です。

どうすれば過去からの影響を
受けずに済むようになるかというと、

あなたが
「もう過去からの影響は受ける必要がない」

ことを はっきりと意図し、
そう決めることによってそうなります。

「将来のいつかのために今は我慢しなければ」

という従来の固定的思考パターンを
少し疑ってみましょう。

あなたのこの観念は
一体どこからやって来たのでしょう。

「もっと勉強しないと
立派な人になれませんよ」

と親から、そして先生から教わり、
現に社会がそうなっています。

先人からそれを教わり、
そして環境が
それを証明しているからです。

外部(他人)から伝えられた言葉を検証し、
事実ならそれを受け入れるという

あなたの行動パターンが
そこに発見されます。

あなたのまわりにいる人も
みんなそうしているからです。

「みんながやっているのだから

正しい」と
無意識に思考しています。

そのことを疑ったことさえありません。

それほど強く
そのことを信じているわけです。

「あなたが信じることによって
その現実は起きています」

と言っても、

「いや、事実は事実だ。
そう思っているから
そうなっているわけではなく、

そうなっているから
そう信じているのだ」

と主張したくなるでしょう。

これはどちらが先だったのでしょう?

現実がそうだから信じたのか、
信じたから現実が起きたのか、

一体どちらが先なのでしょうか?

これまで人は
まず社会というものがあって、

その後に自分が生まれ出た、
という観点から

世界を捉えていました。

その観点から見ると、

「そうなっているから
信じたのだ」と思うでしょう。

そこで新しい観点の導入を
してみましょう。

視点を変えてみるということです。

この世は幻影であり、

自分がいて、
自分の内側が投影されて

外部に映し出されている

という観点です。

そうすると
「もっと勉強しないと
立派な人になれません」

と言った親は
あなたの内側にいます。

先生も、社会環境も、
あなたの中にあるわけです。

ということは、
「もっと勉強しないと
立派な人になれません」
と言っているのは

自分以外にはいないということです。

とすると、

「信じたから現実が起きたのだ」

という結論が導かれます。

自分がそう思っているから
そうなるわけです。

だったら事は簡単です。

自分の思いを
変えればいいだけですから。

そこにはもうジレンマはありません。

仕方なくやる必要はなくなります。

自分のジレンマに気づいて下さい、
そこに答えが埋まっています。

仕方なくやっていることを
探して下さい。

その根元にあなたの気づくべき
固定観念が眠っています。

自分の思う事が
現実として現れてくるのだ。

自分は体験したい事を
体験できるのだと

100%確実に知っている人は

いったいどんな思考を
すると思いますか?

自分の思いに

100%責任を持っている人のことです。

でもそうは言っても
まず先立つ物がいるし・・・、

「今のこの世では
お金がないと生きていけないじゃないか」

という考えが心の奥から浮き上がってきて、

新たな価値観を瞬間で
一掃してしまう人達がたくさんいます。

でもそれは

「社会の中に後から
自分が放り込まれた(外界に他人がいる)」

という観点から体験した時の、
過去の記憶でしかありません。

実際は
あなたの今ここでの思いが
現実を創ります。

今、あなたは
あなたに与えられた大半の時間を、

より快適な生活環境を生み出すために
必要だと思っている

お金を生み出すことに費やしています。

お金とは、

その先にある目的のための
手段でしかありません。

手段に大半の時間を割くのではなく、

目的を生み出すことに

あなたの意志の力を使いませんか?

そうすればあなたの望む現実が
確実にやってきます。

どうぞ自分の思いが
いつもどこを向いているか

チェックしてみて下さい。

一日、起きている時間が
16時間あるとして、

あなたは自分の望む現実を
生み出すために

どのくらいの時間、
思いの力を使っているでしょう。

人に良く思われようと
考えている時間はどうですか?

人に迷惑だけはかけないようにと、

どれだけ多くの時間を
使っていることでしょう。

人の機嫌をとるために

時間を使うのを
止めてみてはいかがでしょうか。

あなたは創造者です。

自分の生み出したいものに

100%意識を向けて下さい。

時間を使って下さい。

そうしたら
あなたの望む現実がやってきます。

ではどうして
こんな簡単なことが

なかなか出来ないのでしょう。

現在
「人に迷惑を掛けるような
ことだけはしてはいけない」

という道徳的価値観が
最も支持されていると思いますが、

この「人に迷惑を掛けてはいけない」

という価値観から、

わがままはいけない

という考えが導かれています。

現代人を
最も束縛し不自由にしている

共通の考え方です。

したいことを
してはいけないというジレンマが

この価値観から
起きていることに気付いて下さい。

あなたは
加害者になりたくない

と思っています。

自分が
被害を被ったときの体験が

あるからです。

でも

「人が人に被害を与えることは不可能」

であると伝えられました。

なので、

在りたい自分になってください。

「望む現実の創造」
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