皆さんこんにちは

今日のメッセージ

意識の焦点

「やらなきゃ、私がやらなきゃ」
という思いがなかなかはずれません。

はずれたと思うたびに、

まだその奥からもっと細かな
「やらなきゃ」
が顔を出してきます。

そしてこの思いを
はずそうとするたびに、

強迫観念が上がってきます。

「何かしよう」とするのが
自我の役割だと
思い込んでいるからです。

その思いこみさんが
猛烈に抵抗してきます。

自分の消滅を恐れています。

どうぞそんな自我さんに
光を贈ってあげて下さい。

焦点を絞って
自我に意識を向け続けていくと
その想念がやがて燃え始めます。

昇華を始めます。

今、あなたの世界に
欲しくない現実があり、

どうしてもその理由が
わからないときは、

この「やらなきゃ」の想念を
チェックしてみて下さい。

まだ密かに
あなたを動かしている
恐れがそこに潜んでいます。

あなたが「やる」
必要はありません。

結果を
この世界へ映し出すのは、

自我であるあなたの
役割ではないからです。

内なる力が
現実を産み出します。

あなたのすることは
心に心象を描く事であり、

結果を得ようと
頑張る事ではありません。

あなたが頑張るのは
「やらなきゃ結果がでない」

という考え方を
持っているからです。

結果を得たいのであれば、
心を空っぽにすることです。

今のあなたにとって
もう役に立たなくなった
考え方を手放すことです。

どうぞ安心して
役に立たない考え方に
意識を向けて下さい。

一人で静かなときを持ち、

まず一番幸せな自分を
感じてあげて下さい。

幸福感が心にやってきたら、
「やらなきゃ困ったことになる」

という考え方に
意識の照準を合わせ、

光を贈り続けて下さい。

その想念が
ゆっくりと消えていき、

あなたを動かす力を
なくしてしまうことに
気がつくでしょう。

あなたは
悟りたいのですか、

それとも
幸せになりたいのですか。

ちょっと感じてみて下さい。

もし悟れたら幸せだ
と考えているのであれば、

あなたが幸せになるには
条件が付いている
ということになります。

もし幸せが目的であるなら、

幸せそのものに
意識の焦点を合わせて下さい。

「今この瞬間、
自分は幸せを感じているか」に。

今、少しだけ
気になることがあるのでしたら、

それは幸せを感じてあげた後に
したらどうでしょう。

気になることが無くなってから
幸せになろうとするのではなく、

今みたされているモノに
意識を向けてみて下さい。

すぐに感謝の気持ちとともに
何とも言えない幸福感が
上がってきます。

心配は
自我さんの役割ではありません。

何故なら結果を創っているのは
ハイヤーセルフさんなのですから。

心配なら
ハイヤーセルフさんに
任せておいて下さい。

もし欲しい結果があるのでしたら、

それが既に手に入ったときの
喜びを感じてあげて下さい。

それが自我さんのすることです。

究極の目的にだけ
意識の照準を合わせ続けて下さい。

そうすればそれは必ずやってきます。

そうなっていないと言うのなら、

自分の意識の焦点が
どこを向いているのかに
もっと気を配る必要があります。

悟りの方にばかり
意識が向いてはいませんか?

自我の幸福感にとって、
悟りはその手段に過ぎません。

手段も
ハイヤーセルフの担当です。

余分なことは
どんどん任せてしまいましょう。

余った時間は
自我の生態観察に
使ったらどうでしょう。

結果にばかり
意識を向けてはいませんか。

想念観察をしていれば
すぐにその事に
気がつくはずです。

あなたが
気にしている結果は、

必ずしもあなたを
幸せにしてくれるモノでは
ありません。

欲しい結果を
手に入れるという事は、

それを無くした時の不安も
一緒に手に入れるという事です。

不安は
持っているモノにしか
ついていません。

「病気になったらどうしよう」
と、 健康であることが
不安の原因です。

「彼を失ったらどうしよう」
という心配も
彼のいない人にはありません。

そして、思わしくない結果が
現れたとしても

そんなことを
気に止める必要はありません。

結果は消えていくのですから。

しかしあなたの中に
描いている想念は、

あなたが消さない限り
消えません。

そして又現れてきます。

彼から「別れて」と
伝えられたとしても、

どうしようと
動揺する必要はありません。

それは単なる結果です。

まだ別れると
決まったわけではありません。

「あのとき、ああ言ったのが
悪かったのかしら」とか、

「あの時のあの態度が
いけなかったのかしら」と

自分の態度や、
言葉を反省してしまいますが、

そんなことは
何の足しにもなりません。

「他に好きな人が
出来たのかしら」などと

すぐに外側に
その原因を探し始めます。

自我は五感を通じて
外側の世界と
つながっているからです。

彼から言われた一言に
フォーカスしてしまっている
ことに気付いて下さい。

愛する人がいるという
一番大切な事からフォーカスが
はずれてしまっています。

あれこれ思い煩っている間中、

あなたの意識は
自分のマイナスサイドへのみ

焦点を絞っている事に
気付いて下さい。

どんどん悪い方を
顕在化させているわけです。

意識の働かせ方に注意して下さい。

もし別れたくないのであれば、

自分の中の心象を
チェックして下さい。

別れるイメージを
持っていなかったか。

友達の失恋話を
握りしめていませんか?

恋とは終わるモノだという
妄想を
信じ込んではいませんか?

たくさんの
役に立たない想念が
ゴロゴロ出てくるはずです。

一つ一つを
丹念に手放しましょう。

自分には愛する人が
存在しているという喜びに
意識を向けて下さい。

その至福感を使って
役に立たない想念に
意識を向けていきます。

一つの想念が
切り離されるのに
5分とかからないでしょう。

これが原因に
対処するということです。

あなたの本質は
エネルギー使いです。

何かに
意識を向けるという行為は、

そこにあなたの
生命エネルギーを
分配するということです。

自分が今
何に意識を向けているのかに
気を配って下さい。

どうぞ心配なんかに
心を配らないで下さい。

心配とは
起きてもいない非現実に
あなたの生命を
注ぎ込むという行為です。

あなたは
宇宙生命の子供として、

親の持っている力の
100%を引き出す能力を
お持ちです。

悟った人が
この力を使えるというのは
誤解です。

今この瞬間も
あなたは自分が意識を向ける
という行為を通じて、

この無限のパワーを
あらゆるモノに
分配し続けています。

そして過去の
エネルギー分配の結果が
あなたの今の現実です。

物理的に彼がいることは
幸せの手段に過ぎません。

彼がいるから
私は幸せなのだというのは
全くの誤解です。

自分の幸福感が
どこからやってくるのかを
観察して下さい。

今あなたが幸せなのは

自分の心の中に
「私には愛する人がいる」
という考え方があり、

それこそが
あなたの幸せの真の原因です。

そして愛する人が
いなくなると
思い込んだ瞬間から

あなたは苦しみを
体験し始めたはずです。

あなたは
「別れて」という彼の言葉を
聞いただけに過ぎません。

彼が
あなたに向けて
なんと言おうと、

あなたが
あなたの意志以外で
愛する人を
失うことはありません。

「別れて」と
彼から言われたときに
あなたのとる態度は、

「ああ彼は
そういう思いを持っているのだ」
という事を単に
理解すればいいだけのことです。

あなたがその言葉を
自分の心の中に受け入れたとき、

初めてそれは
現実として立ち現れ始めます。

この感覚は、
今は少し
難しいかもしれませんが、

見えている世界は
単に自分の五感で感じ取る
宇宙に過ぎないと
実感したときに

はっきりと解るでしょう。

どうぞあなたが
本当に手に入れたいモノ
そのものに
意識を向けて下さい。

幸せの手段にではなく、

今自分がここにいる喜びを
感じてあげて下さい。

自分には初めから
全てが与えられていた
という喜びをかみしめて下さい。

宇宙の神秘を感じて下さい。

自然の美しさを、
満天の星を、
オレンジ色に焼ける夕日を
思い出して下さい。

川のせせらぎの音を、
無邪気な子供の寝顔を、

そしてたった一つの細胞から
産み出される
完璧な人体の神秘を
思って下さい。

自分にそんな時間を
プレゼントしてあげて下さい。

こんな至福を味わうことによって、

あなたの現実が変わってきます。

あなたがそこにある喜びに
意識の焦点を
合わせ続けている間、

あなたはそれと同等の喜びを
今創造し続けている
という事です。

幸せになるとは、
こんなに簡単なことなのです。

これは空想なんかではありません。

これこそが創造行為です。

あなたは宇宙の歓びを
この地に引き下ろすために、

今その肉体を持ったのだ
という事を思い出して下さい。

あなたが忙しくしていれば、

宇宙は
あなたが「やらなきゃ」と
思っている通りの現実を
プレゼントしてくれます。

あなたが望む幸せは、

あなたが
「やる」ことによって
プレゼントされる
わけではありません。

どうぞ喜びに
意識を向ける時間を
創って下さい。

もし至福の時間を
自分自身に
プレゼントし続けたら、

毎日1時間から2時間、
自分にそんな時を持つことを
許しさえすれば、

今のあなたにとって
ふさわしくない
現実という名の幻影は

ガラガラと音を立てて
崩壊していくことでしょう。

宇宙の摂理によって、
自然崩壊していきます。

そしてあなたの望む現実が
やってきます。

まだ望んでもいないというのに。

「あっ、こんな現実が
欲しかったのだ」と気付きます。

そして自分は初めから
こんな現実を欲していたのだ、

そんな思いが
自分の深いところに
初めからあった事に気付きます。

と、ここまで読んでも

あなたの自我は
まだ自分の「やる事」に
意識を向けてはいませんか。

きっとそのはずです。

そしてあなたは又
つまずきます。

苦しんで苦しんで、

「自分はもう頑張らなくても
いいのだという事は知っている」

つもりになっているあなたは、
何でこうなるのか解りません。

これこそが自我の核です。

自我は簡単には
自分の存在証明を手放しません。

その為に自我さんに
あなたの奥底に眠っている、

ただ初めからそこに存在していた
至福感を
覗かせてあげる必要があります。

それゆえ昔から
多くの人が瞑想をやってきました。

自分の究極の存在に
ふれるために・・・。

自分の現実の中に
存在の至福感を
引き上げるためにです。

自分が努力して得た歓びよりも、
ずっと素敵な喜びが
自分の中にあることを知ってしまえば、

どんな自我さんも
もう頑張らなくなってしまいます。

それまでは
自我さんは頑張ります。

「頑張らなくても良い」
と知ることによって
自我は静かになります。

ですがそれは以前に比べて
静かになっているだけです。

あなたの中であなたの自我は
まだ頑張っています。

頑張りのエネルギーが
低くなっただけで
そのレベルでまだ頑張っています。

そして又苦しみの体験を
味わいます。

その体験により、
自我はもっと
頑張らなくなってきます。

そして又そのレベルで
新たな体験を味わいます。

これが進化のプロセスです。
自我が完全に沈静化したとき、

あなたはこの地球で
肉体を持つ意味を失います。

生活の中で
もっと意識を働かせて下さい。

自分が
本当に欲しているモノは何か。

そこに意識を注いで下さい。

いつも生きるための手段に
意識を向けている事に
気付いて下さい。

幸せのための手段に
意識が向いていることに
気付いて下さい。

手段は
自我さんの役ではないことを
思い出して下さい。

自我の働きそのものに
意識を向け続けて下さい。

それが想念観察です。

自我の生態観察です。

そして自我の発する
どんな想念も、
決して批判することなく
祝福を贈り続けて下さい。

自我のとる
どんな態度にも判断を下さず、

感謝の愛念を
贈ってあげて下さい。

その度に自我さんは
まん丸に満たされていきます。

満腹になった自我さんは
もう頑張らなくなってしまいます。

あなたが人に意見を
主張したくなった時、

あなたは自分の正しさに
意識をフォーカスしています。

あなたが自分の正しさの方に
意識をフォーカスした時、

相手はその反映として、
あなたがフォーカスしている
反対サイドに
意識をフォーカスさせます。

正しさがあれば
その反対サイドが生じます。

宇宙の中心は一つですから、

あなたが
ワンサイドに意識を偏らせた時、

相手はその対局サイドに
意識を偏らせ
あなたの宇宙は
バランスされています。

自分を主張したくなったら、
即座にこの原理を思い出して下さい。

その上で、
展開される議論の中で
自分の感情が

どう揺れ動くのかを
体感して下さい。

さんざんやり尽くした時、

もう真ん中へ帰ろう
という意志が生じてきます。

その時あなたは
他人とは議論しない人となります。

瞬間に相手に
同情がもてるようになっています。

相手の正しさが自分の正しさと
思えるようになってきます。

自と他の統合です。

あなたの世界から
正しさが消える瞬間です。

そんなあなたは
もう集合意識そのものです。

自分の考えなのか、
誰の考えなのかさえ
あなたの中で
区別が消えてしまいます。

意識の焦点に
気を配って下さい。

自分がどこに意識の焦点を結ぶか、
その選択があなたの人生です。

あなたが意識を向けているところが
現実です。

人間とは、
自分が意識を向けているところを
五感で感じている生物です。

あなたが感じ、
味わっているところに、

全宇宙である、
あなたの意識が
焦点を結んでいるのだと
知って下さい。

意識を働かせようとする想念が
純粋思考です。

この思考の力を使って
我々は次元の壁を突き抜けます。

思考こそが
エネルギーだからです。

意識の焦点
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